毛日記
- 青い彗星のあお
- 6月7日
- 読了時間: 2分
今回の日記は、
いきなりですが、
僕がセラピストを始めてよかったと思うことを発表します。
よかったこと、それはずばり……。
脱毛です。
実は僕、もともと全身毛むくじゃらです。
ガチャピンとムックのムックくらいもじゃもじゃです。

もはや、アウターが必要ない程度にはふんわりとした毛に包まれていました。
全身脱毛を始めるきっかけをくれたセラピストという立場には感謝しかありません。
脱毛後はひと言でいうと快適です。
今振り返るとムックであることのメリットはありませんでした。
しいてメリットを挙げるとしたら、防寒と緩衝でしょうか。
むかしは、体毛はワイルドでいいだろうとむしろ誇りに思っていたくらいだったのですが、今はつるつるボディがお気に入りです。
脱毛はセルフで行っています。
個室に入り、自分で機械を使用し、全身各所にライトを照射します。
一人で入る個室では全裸です。
照射時には、強い光から目を保護するために、専用の緑色のサングラスをつけます。
機械を操り、発光するノズルを持つ僕はSF映画の登場人物さながらです。
2045年頃から現代に来た僕は、すっぽんぽんです。

大きな鏡の前で、様々な角度から照射を行います。
鏡の前、大写しになった僕は、「ジョジョの奇妙な冒険」ばりのきわどいポーズで、手際よく照射します。



照射時はパチッパチッとゴムではじかれるような痛みがあります。
そんな刺激にももう慣れたものです。
痛みと引き換えに快適が得られるのですから。
快楽でもあります。
ただ、
僕はもともとムックなので、完璧なツルツルにはなかなか至れません。
ちょびちょび毛が生え残っています。
おしゃれ用語を使わせていただくと、それはあえてスキを残す
”抜け感”
という高等技術です。
あえて詩的な表現をするならば、それは
絶えまない生命の躍動
でもあります。
つきましては、
脱毛戦士アオを
今後とも宜しくお願い致します。
あお